ティーダのお料理講座

 

「なぁーーーーーっとくいかねーーーーッス!!!」

 ティーダの大絶叫が響き渡るのは魔導船の一室。
 曲線だけで構成された、なんだか不思議な素材のテーブルに座っているのはクラウド、ティナ、そして主のゴルベーザ。
 いつぞや渓谷に謎の勢いで押しかけてきた三人に押し切られてから、ゴルベーザの元にはなんとなく彼らが集まるようになっていた。クラウドは主にセフィロスからの避難、ティーダは何の事ない世間話だのオヤジの愚痴だのをしに、ティナはそれに引っ張られて。最近では騒がしく話して他の連中にツッコまれるのも面倒だからと、魔導船の一部屋を開放して今現在なう。

 で、ティーダが叫びながら指さした先には、いくつかの錠剤と黄色のドリンクがあった。
「メシがこれとかマジねえっスよ! 食べるって人生の楽しみだろ、こんなんでいいとかどーゆー神経してるんスかゴルベーザ!!」
 腹が減ったと騒ぎ出したティーダに栄養剤をくれてやったら爆発した。理由はわからない。ゴルベーザの認識は現在こんな感じ。
「…別段不自由はないが。空腹中枢を抑える薬剤も含まれている。」
「そーゆー問題じゃなくて!! これサプリじゃんかサプリ! え、まさかいつもこんなんなんスか、非常時とかじゃなくて!?」
「何か問題があるか?」
 よくわからんとばかりにゴルベーザは首を傾げた。三人が集まると周囲の熱が上がるので兜はテイクオフだ。
「マジ!? マジでありえねー! ちょっとクラウドもなんか言うッスよ!」
「…効率的ではあると思う。」
「満足なんスか!?」
「いや…だが、俺は料理なんかできないからな…出るだけありがたい…。」
「すっげ無表情だから。ムリしなくていいから。」
 ティーダが顔の前で(ヾノ・ω・)ナイナイ と手を振っていた。
「もー、ティナは?」
 黙ってモーグリのぬいぐるみを抱えているティナにティーダは話しかける。
「…私は…よく、わからない…」
「もー二人共使えないッスねー。」
「…もう少し言葉を選べティーダ。」
 さすがにクラウドが苦言を吐いた。ティナは普段あやつりの輪で思考を封じられているのだが、この場所に来たときは気持ちが楽なのか多少話をする。…本当は、ゴルベーザがケフカに気取られない程度輪の効果を緩めているせいなのだが、これはゴルベーザにとって奥の手中の奥の手なので二人にも秘密だ。
「よっし判ったッス!」
 そしていつぞやのごとくティーダが勢い良く立ち上がった。
「台所かしてくれ! 俺が作るッス!」
「え! お前料理なんてできるのか?」
 代表でクラウドが驚いた。
「なんでそんな目で見るのかな、俺料理得意ッスよ? 食事管理自分でしてたんスからね。」
「ああ、アスリートだったか…」
「そゆこと。と、いうわけで早速Go! 台所どこッスか?」
「…右手奥にあるが…。食材には恐らく限りがあるぞ…?」
「それをどーにかするのが腕前っス。さ、みんな行くぞ!!」
「…皆?」
 再び代表で、クラウドが眉をひそめた。
「あったりまえだろ。みんなで作った料理をみんなで食うのが美味いんス!」
「理屈はわかるが俺は…!」
「Go!」
「またかあああ!!」
 右手にクラウド左手にティナで、ティーダは台所に疾走していた。

 

 魔導船の台所は当然使い方が特殊なのでゴルベーザも仕方なしついてきた…のだが。
「おー! 水道がセンサー式とかやるじゃん。お食洗機めっけ! これなら電子レンジとか高性能だよなー、楽そうでいいっスね。なあ冷蔵庫の氷ってどんくらいで出来るんスか?」
 めちゃくちゃすんなり順応していた。
「…そなたの世界の文化は相当進んでいたと見えるな。」
「んー、俺んち金だけはあったから結構設備充実させたんスよ、なかなか時間とれないし。でもここはそれよりちょっと凄そう。」
 ちょっとズレた返答だったのだが、クラウドもゴルベーザも口には出さなかった。
「…俺の世界より進んでいそうだな。」
「そーなの? クラウドんとこもなんか凄そうな気したけど。」
「俺の世界は…進んでいる場所は進んでいたが、均等に民間流布していたかというとそうでもない。」
「あー、田舎はイマイチってこと? なんとなくわかるなー。ゴルベーザはいかにもファンタジーっぽいのにギャップ凄いっスよね。」
「…少々特殊な事情があってな。」
「そこ秘密主義? なんかカッコイーなー。憎いッスよこのこの。」
 肘でゴルベーザを小突く。なんだかすっかり懐かれたことにゴルベーザは微妙な顔をしていた。
「ま、とりあえずみんなでやろうか! 何食いたいッスか!?」

しー…ん

「…や、希望。クラウドは?」
「別に…何でもいい。」
「ティナは?」
「えっと…料理の名前よくわからないの…ごめんなさい…」
「…ゴルベーザは…?」
「同様だな。」
 料理人にとって一番困る状況だった。
「みんな…寂しすぎるッスよ…」
「すまんな。俺は自分で作ったことは只の一度もないんだ。」
「あ、彼女に作らせてたッスね! クラウド美形だもんなー!」
「っ…! そんなことはない…!」
「あー!!! 嘘だあるんだーーー!!」
「彼女じゃ… ない…ッ なれなかった…」
「サーセンわすれてください。」
 とりあえず謝罪した。
「私… 料理… 記憶が…ケフカ…」
「ティナごめんムリしないですっげ嫌な予感しかしない!!」
「料理か。 …幾年月昔の話なのだろうな…」
「そっちはスッゲ重そうな予感しかしないからやめてゴルベーザ!!!」
 料理一つでこれだけのカオスだ。カオス軍パネェと失意体前屈を決めるティーダだった。

 

 


♪てんてけてけてけてってってー♪てんてけてけてけてってってー以下会話を中心にお送りします。てん♪

 

「ティーダの45分から1時間半くらいクッキング行くっスよー。 本日のテーマは『寂しい人達のためのおふくろの味』。」
 愛の食卓装備の4人、中央でティーダが元気に宣言した。
「余計な世話だ。」
「随分大雑把な時間設定だな。」
「ゴルベーザの突っ込みどころ謎。初心者ばっかなんだから誤差多めに取ったんスよ。」
「成程。」
「納得するのも謎だなあ。」
「いちいち突っ込んでると先に進まないぞ、ティーダ。」
 ちなみにゴルベーザはサードフォームからマントを外してエプロン着用をするところだったので、ティーダとクラウドが必死こいて止めて裸マントにエプロン装備という、これはこれでギリギリの格好と相成った。基本的に見ないことに二人は決め込んでいる。ティナだけが癒しだ。
「それもそッスね。えーと、今日は冷蔵庫に入ってた卵とじゃがいも、玉ねぎ、合い挽き肉、味噌、豚肉ロース…そんな感じのを使って料理するッス。」
「…なんでこんなものが入っていたのか、そっちのほうが俺には謎なんだが…」
「恐らくティーダの思考に引かれてカオスかコスモスが勝手に入れたのだろう。はじめから彼の中で決まっていたのだ。」
「なるほど…。」
「二人共ブツブツうるさい! 料理は集中! 愛ッスよ愛!」
「…俺には…重いな…」
「私には程遠いな。」
「もー二人とも…」
「愛!!」
「うわあ! 何ティナ!?」
「…ごめんなさい、何か大切なことを思い出しそうな気がして…」
「お、それはいいことッスよ! じゃあじゃんじゃん愛情かけていってみよー!」
「おー」
「…ティナのスイッチが入ったぞ…」
「……これは予想外だったな。」
 そんなこんなで料理が開始された。

 

 

1品目:肉じゃが(※テキトーに検索してます)
材料(一名分):じゃがいも…1.5個 玉ねぎ…1/4個 牛か豚薄切り肉…100g 人参…1/4

だし汁…1カップ 醤油・酒…大さじ2くらい みりん・砂糖…大さじ1くらい

1.材料の皮を剥いて切ります
「おふくろの味代表いくッスよー。まずは皆でじゃがいもと玉ねぎの皮むきGo!」
「…はあっ! とうっ!」
「…クラウド気合入りすぎ。」
「っく…小さな刃物は扱いにくい…!」
「ちょバスターソードとかねーから! お袋の味が血と鉄錆の味になっちゃう!!」
「くそ…セフィロスなら一瞬だろうに…」
「あー、それはなんかやりそうッスねー…」
「あの…出来たけど…これでいいのかな…」
「おーティナ早いッスねー… ってなんで里芋サイズになってんスかーー!!」
「ほう皮の厚みが1センチとは、随分と贅沢に使用するのだな。」
「んなわきゃねーだろ!! もう二人共皮むき器使うッスよ!」
 ごろごろぼちゃん
「ちょ!! 切ってよゴルベーザ! そんなでけー肉じゃがねーから! あとそれじゃあ火が通んないから!!」
「…成程火か、それは道理だな。何センチ四方が理想か計算しよう。まずは何分後の仕上がりを想定するか…」
「……一口大でお願いするッス。今回は時間もないし…」
「そうか。…ではこの場合ティナを基準にするべきだな。すまないが口径を測らせてもらう。」
「あーん」
「テキトーでいいから!!」
「ならば誤差は0.5ミリまでとしよう。」
「適した方じゃなくてどーでもいい方の!!」
「……変な所が細かいな、魔道士は…。」

 

2.材料に軽く火を通します。
「こないで!」
「焼き尽くせ」
「地獄の火炎よ!」
「それはやると思った! 直火じゃねーから!あとだいたい消し炭になってる!!」

 

3..だし汁を入れ、醤油・砂糖・みりんで味付け。中火で20分くらい煮る。
「この辺が家庭で差が出るところッスねー。基本的に各自好みでいいっスけど、煮詰めて濃くなるからちょっと薄味に感じるくらいがオススメかもね。俺はわりと甘めに作るッス。」
「…わからない…」
「へ?」
「何をどう足していけばどんな味になるのか、俺にはわからないんだ…! 口の中がカラカラだ、喉がヒリヒリする…!」
「それ味見しすぎだから!」
「弱火を維持するのは相当骨が折れるな…強火で一気にカタをつけては駄目か?」
「だからどーして魔法でやるんスか!?」

 

 

2品目:卵焼き(オムレツ風)
材料:卵2個、醤油、砂糖、塩等お好みで

1.混ぜて味付け
「卵焼きは案外レパートリーが多いッス。醤油と砂糖どっちを多くするかとか、塩ちょっといれてマヨネーズかけるとか、もちろん出汁巻卵とか、ご家庭の味代表ッスねー。」
 パカパカ
「片手割り!?」
「ゴルベーザなんでそんな事出来るんスか!?」
「ん? そなたたちは出来んのか?」
「や、俺は出来るけど、けっこー慣れないと出来ないッスよそれ…?」
「器用だなアンタ…」
「ねぇティーダ…殻ってどれくらい混ぜたら溶けるの…?」
「Σうわあ殻ごと粉砕されてるっス!!」
「溶けない、それは溶けない! これはこれでどうしてそうなるんだ!」

 

2.焼きます。
「卵焼きのフライパンはかなり扱いが難しいんじゃなかったか…?」
「みんなはフツーの丸フライパンでやるッスよ。チョー簡単な卵焼き、むしろ卵焼き味のオムレツ? 丸く伸ばして火が通ったらぱたぱた四折でOKッス! 」
「まとめたりとか寄せて流したりとかいらないのか。」
「もちろんやれば美味しいんだけどコツいるからクラウドとティナは出来なさそうだし、今回は簡単にいくッスよ。あ、ゴルベーザは器用だから、こっちの四角いの使うッスか?」
「ふむ。別に構わんが。」
「卓球のラケット(片面)持たされたように見えるな…」
「目安は最初30数える、折って15、ひっくりかえして15って考えるとやりやすいッスよ。」※数は割と適当です本気にすんな。
「なるほど、それなら俺でも失敗はなさそうだ。」
 じゅー、パタパタ
「な、食うだけならこれで十分。むしろゴルベーザがどんな悲劇になるのか楽しみ…ってスゲー綺麗に巻けてる!?え、待って、フリーハンドでフライ返し未使用って何どういうこと!?」
「まてよく見ろティーダ! …浮いてる!卵がフライパンから浮いて巻き上がっていくぞ!」
「…念動力だが何か問題があるか?」
「「ずっりぃーーーーーー!!」」
「ねえティーダ…黒くなっちゃったんだけど、これ美味しいのかな…」
「こっちは焦げ上がってるっスーーー!!」
「まてティナ! 30数えたんだろ、どうしてそうなった!?」
「えっと…28くらいまで数えたんだけど…ゴルベーザの見とれてたら今が28なのか次が28なのか忘れちゃって…何回も28って言った気もしたし…だからもう一回数え直したの…。」
「数がメインじゃないからーー!!」
「フライパンにくっついちゃったから、途中で油も足したんだけど…。」
「見事な消し炭だな…」

3:玉ねぎと卵の味噌汁&わかめご飯 4:白玉団子  
は、中略。

 

 

てててててーてーてってれー。♪

「出来上がりッスー!」
 パチパチパチ。台所に3人の拍手が響く。
「みんな初体験お疲れ様ッス!どう、楽しかったっしょ?」
「…。」
 めっちゃ縦線を背負っているクラウドがそこにいた。
「うわ渋ッい顔。なんで。」
「…自分の限界を突きつけられた気分だ。俺は…弱い。」
「いや料理強いとか弱いとかじゃないから。クラウド初心者のわりにちゃんとできてたッスよー?」
「…本当か?」
「そうそう。」
「…隣を見るとまるで説得力がないんだが…。」
 と、クラウドが視線をよこすそこには。
「えーと…。ゴルベーザ、なんでそんなにクォリティ高いんスかね…」
 なんというか、きっちりきっかり寸法と余白を計算したかのような盛り付けの愛の夕ごはんセットがそこにあった。
「芋切ってたときは絶望的だったのに、何をどうしたらこう変化するんだ…」
「古い記憶を捻り出してみたのだが。こんなものではないのか?」
「いつどんな記憶なのか謎ッス! なんで家庭料理がちょっとレストランつか、貴族っぽくなってんだろ。」
「そうなのかこれは。…そうか、そうだったのか…。」
「あ、なんか重いものが出そうなんでそっからはパス! テ、ティナは…」
 さらに横へ視線を滑るとそこには…。

 うん。形容しがたい何かがあった。

「えっと…どうかな…。」
「個性的で良いのではないか?」
「そーゆー問題じゃねーから! え、なんで肉じゃががドス緑になってんの!?」
「美味しそうな色だと思って、これ入れてみたんだけど…」
 と、恥ずかしそうに可愛らしく両手に持つのは…。
「わさび! しかもチューブがほぼ空!!」
「ティナ…味見は、したの…か?」
「うん。ちゃんと味見してから入れたよ。」
「味見の意味ねーーー!!」
 素晴らしい斜め上だった。絶叫役はティーダに任せてクラウドは他の料理を確認する。
「消し炭卵はさっき見たから置いておくとするが…こ、この…血染めのような味噌汁は一体…」
「茶色って私、あんまり好きじゃないの。だから赤くしてみたんだけど…駄目かな。」
「手に持つは…ケチャップーー2本ーー!!」
「まて! チューブに入っているのは染料じゃないぞティナ!」
「え、そうなの? 味見してから入れたんだけど…だめかな」
「だから意味ねーって!!」
 惨劇の予感しかしない夕飯セット。わかめご飯は全滅を避けるための一人で作ることにしたティーダ作なので飛ばして、クラウドはデザートを確認する。
「白玉団子はモーグリ仕様になっている…可愛い…が…」
 ゴンゴン。
「固い……」
「ティナこれ、ちゃんと茹でたッスか…?」
「… …茹で る……?」
 沈黙。10秒程。
「…ごめんなさい私、丸く削るのに必死で……」
「うん、これは飾り物にするッスね…。」 
「ある意味味見をしていなくてよかったな。本当に良かった…。」
「そっスね…。」
「それ程気にする見目か?」
「「見た目じゃないから!!」」
 ハモる二人に思わず身じろぐゴルベーザだった。

 

「あの、えっと…」
 キョロキョロとするティナ。明後日な発想のゴルベーザに、料理から目をそらすようにして突っ込みを入れまくる二人に、ティナはどうしたものかと思案する。
「えっと…ごめんなさい私…。ちゃっと責任もって食べるから。」
 スプーンを手にとって。
「うむ。食べ物を粗末にするのは良くない。」
「そーゆーレベルじゃないから…!  …え?」
 二人でティナに振り返ったその時には。

 
ぱくり。

 

「ぎゃああああああ!!! 劇物摂取ーーーーー!!」
「ティナ出せ! 早く出せ、吐き出すんだ!!」

 
もぐもぐもぐ。
ごくん。

「…あれ? な、なんともないッスか?」
「? なに?」
平然としていた。

 

「え、まさかのウルトラC…? 食えるんス…か?」
「まさか… そんな馬鹿な…。」
「おいしいよ? 二人共どうぞ。」
 と、穏やかな顔でティナにスプーンとナイフを差し出される。
「あ、ども……」
拍子の抜けたティーダはフォークを手に取り…ドス緑の肉じゃがを。クラウドはスプーンを手に取り真っ赤な味噌汁を。
 顔を見合わせて、一口

 ゴルベーザは

 何かを受信して、ティナのあやつりの輪をそっと再起動させた。

 

あzqうぇsxcdrftvbgyhぬいjもk,pl.@;・_:「
くぁswでfrgthyじゅいkぉp;@:ざsxcdfvbghんjmk,座sxdあqwせdrftgyhじゅいこl;p@:「」cfvgbhんjmk,l.;・:¥』zクァdrtfvbgyぬhm字k,おl.p・@;¥『:}

 

 

 

「…ふむ。幻獣とは随分と味覚が鈍いと見えるな。面白い実験であった。」
「…。」
 普段のようにポケーっと自我を飛ばしたティナをそっと椅子に座らせて、ゴルベーザは丁寧にその劇薬を…大型のカプセルに密閉した。ついでにキュッキュとバイオハザードマークを書いて。

 エクスデスの養分にでもしたら何が生えるかな、などと思ってみたりしながら。

 

 

 

PS.
「…ゴルベーザのが俺より美味いってどーーなんスかねーーー。」
 小石をぽちょん。
「思いつきで入れただけだ、とか。才能のあるやつの言葉だな。」
 もひとつぽちょん。
「俺さー。けっこー頑張って勉強したんスよ料理。なんかヤル気なくしたッスすべての。」
 2連続でぽちょちょん
「どうせ俺なんて何をやっても凡人だ。英雄なんかじゃない…」
 3連続でぽちょちょちょん  の一つがクラウドの頭上に帰ってきて、チョコボ頭に突き刺さった。

 次元城の片隅でデジョントラップに小石を投げ入れ続ける二人の姿が二、三日見られたという。

俺んちの肉じゃがはじゃがいも小さめに切ってました。あとひき肉使用。卵焼きは上記の四つ折り方式。卵焼き用フライパンなんざ家庭科の授業でしか見たことねーよ!

え、読めばだいたいわかると思いますが、俺自身はちーーーっとも料理しないんで、まあギリギリ作れる2品でいくかー、と思って検索こいたら… なんだよこれ、俺んちの全然ちがうじゃねーか…。_| ̄|○
挽肉使用がレアいのと、みりん使用ゼロなのがおかしいのは知ってたが…肉じゃがのじゃがいもって1/4とかそんなでっけぇ切り方なの…? 徹底的に速度重視だったんだな俺んち…。
ちなみに人参はお袋が嫌いなんで薄切りでした。ええ、カレーもシチューもな。あと味噌汁は「おかずか!」というくらい具が入る。